理解を絶する装置の数々。
- アイデンティティ＝モデュレーター
- (317/2)ケリー・ラッドが”けだもの”対策のために使用。知性体に別のアイデンティティを植えつける。忘れられた技術だがローダンが思い出した。大群禍の時に使っていればという感想付き。都合良く忘れたり思い出したりして欲しくないなあ。(2006.2.8)
- ＰＡＤ病
- (306/1)５次元ベースの機器が病原体を伝播するパラエネルギー性ウィルス感染症。知性体の脳には５次元性エネルギーが存在するのですべての知性体が感染する。(2005.3.30)
- 大群
- (252)厚み１０光年程度、さしわたしは不断に変化。数万の淡く輝くエネルギー泡が見られる。宇宙規模の災厄だと”それ”が表現した。(1999.8.8)
- セクスタゴニウム
- (218/1)五次元物質のホワルゴニウムにエネルギーを照射して作る六次元物質。色はヴァイオレット。ダッカル走査リゾネーターの製造に欠かせない。(2000.7.30)
- パラディンIII
- (213/2)圧縮特殊加工をしたインケロニウム合金の外皮を持つ。走行速度時速２０８ｋｍ。サンダーボルトチームの６人が操作。(2000.3.28)
(214/1)外見はハルト人そっくり。(2000.4.4)
- ゼロ時間デフォルメーター
- (212/2)直径５０ｍのドーム。２０万年前への遡行を目的としてヴィテ・レブ島のエナダ谷に設置されたタイム・マシン。外皮はインケロニウムを含む異質軽金属。(2000.3.26)
- (217/2)第二号は都市名クラス軽巡の格納庫でないと入らない大きさ。３４０億個の部品からなる。(2000.7.29)
- 時間ステーション
- (211/2)カピンが未来征服のため製造。大きさは月くらい。２００００人が乗り組むが、未知の力に捕らえられ繰り返し４６時間の過去と未来を往復する。(2000.3.23)
- 死の衛星
- (207/1)太陽光球表面のハイパー物理的空虚空間にあり、太陽をノヴァ化させる。全長２０００ｍ、直径１０００ｍの中央がくびれた紡錘型。くびれの直径は５００ｍ。(2000.3.5)
- ワリング・コンヴァーター
- (206/1)カルプ・コンヴァーターの改良版。スペースジェットに搭載されるコンヴァーターの場合１０万光年の飛行が可能。２９０９年にはまだなかったが、３４３２年にはある。(2000.3.5)
- Ｓｅｒｔフード
- (201/2)Ｓｅｒｔはシミュルタンエモシオ・フレックストランスミッション。脳波を直接制御システムに伝えることで迅速な機械操作ができる。(1999.11.28)
- ＡＴＧフィールド
- (200/2)かつてＭ−８７のけだものたちを守った時間フィールドの発展型。太陽系をまとめて５分の未来に移動させる。エネルギーは水星の主干満転換システムが太陽から超光速で取得。ＡＴＧフィールド内からは赤黒い光輝と炎が見える。(1999.11.24)
- ハイパーインメストロン
- (144)秤動エネルギー性の効果で物質を反物質に転換する。(1999.11.6)
- トランスフォーム砲
- (132)核爆弾を非物質化し、ビームの到達点で再び転換する。≪クレストIII≫は６０門を装備し、一発あたりＴＮＴ千ギガトンの破壊力を持つ。装填間隔は７秒、２０回の砲撃で加熱してしばらく使用できなくなる。(1999.10.17)
- 状況転送機
- (130)太陽のエネルギーを転換して、太陽近傍に真紅の発光環を生じさせる。環に入った宇宙艦は別の場所に転送される。宇宙艦が対極性帯電状態にある場合は環内に向かって引き寄せられる。宇宙戦闘などで損傷した艦を修理惑星に集めるのに便利。特定状況で利用される転送機という意味でアトランが命名した。(1999.10.15)
- キルデリング
- (126)パドラーの”聖なる工具”。貝から抽出したゼラチン状物質を集めて情報装置としたもの。５０万の情報を含む単位が６００万以上集まっていて、テレパシーで情報を伝達する。惑星オルラで破壊される。(1999.10.9)
- ＳＴＯＧ酸
- (120)銀河の惑星ファルゴネの肉食獣が分泌する。テルコニット鋼などを溶かす。エネルギー攻撃の効かない敵の撃退に効果的。(1999.9.19)
- 時間の罠
- (116)この機械が作るフィールドに入った物体は１０００年前の同じ場所に転送される。転送された物体は機械の作る時間フィールドの影響下にあるので、機械を破壊するともとの時間に戻る。(1999.8.22)
- 恒星転送機封鎖機構
- (116)恒星六角形に到着した物体を、折り返しもとに送り返す。一定でない時間配分で一日５回、五秒間だけこの機構が停止することで、その時間を知るテラナーだけが恒星六角形を利用できるようになる。(1999.8.22)
- インパルス・ポイント
- (113)恒星六角形からエネルギーをそらして、銀河の任意の場所にマークス艦を呼び出すことができる。(1999.8.19)
- スフィール
- (112)特殊な誘導発振機に呼び出され、１００万光年以上をすっと移動する。直径３０ｍあまりの異次元にある安定フィールド。内部には無数の装備、機械をかくし持つ。(1999.8.14)
- マルティデュプリケーター
- (111)有機体でも他の物体でも、素粒子レベルでコピーする装置。設定により精神に変更を加えられる。コピーは記憶にわずかな欠陥を持つ場合がある。(1999.8.12)
(113)コピーに伴いパラ心理的非実体化システムを埋め込むことにより、破壊インパルスをデュプロ（複製人間）に送り込んでその肉体を消失させられる。五次元存在様式としての超心理特性やそれに伴う記憶はコピイできない。(1999.8.19)
(131)惑星据え置き型と艦搭載型があり、オリジナルからの複製を作る時間に違いがある。惑星型は約２分、搭載型は約１０時間。この巻から表記が”マルチデュプリケーター”になる。(1999.10.17)
(134)ひとつの原型から２００万のコピーを作れるが、その後原型は疲労しきってしまう。(1999.10.22)
(144)複製にはほとんど計測できない原子と分子の構造的不安定性があらわれる。(1999.11.6)
- ミニ爆弾
- (111)太陽系秘密情報局の道具。食料の缶詰内に入れて、食事をする合間に口の中に爆弾を隠すことができる。熱核爆弾、震動爆弾、アルコン爆弾などがある。(1999.8.12)
- シンボル翻訳機
- (111)翻訳機。(1999.8.12)
- ガラス化ビーム
- (111)淡紅色のビームで、宇宙船をガラスのように透明化する。敵性宇宙船を詳細に調査できる。(1999.8.12)
- 特別宇宙服
- (110)酸素と食料１０日分を確保し、その間の宇宙空間滞在を保証する。物質分析のためのアナライザー、酸素抽出のためのコンヴァーターを装備。重量は３０ｋｇ程度。(1999.8.12)
- マークスの要塞
- (110)世代宇宙船。中心の車軸は長さ２００ｋｍ、太さ５０ｋｍ。そこから５０ｋｍのスポークが８本延び、スポークには直径２ｋｍの球がそれぞれ１０個ずつついている。長さ１０００ｍ、直径１００ｍの鉛筆船３００隻あまりを搭載。(1999.8.12)
- コンヴァーター砲
- (109)五次元ベースの不安定な凝集フィールドを作り出す。このフィールドに包まれた宇宙艦はフィールド消滅とともに実体でなくなり消える。マークス艦の主要武器。もとは一万年前にアトランが不死者から受け取ったもの。(1999.8.12)
- ヴァイブレーター放射
- (107)鉛筆船の主要武器。螺旋状のビーム。ある周波帯の電磁放射線により超音波を目的地で作ることで激しい振動を与える。電磁バリアでは防げない。(1999.8.11)
- ポテンシャル凝縮装置
- (106)ビームによって、人間、宇宙艦、都市、地形などあらゆるものを原子構造を含めて１０００分の１に圧縮する。縮小されても重力の感じ方は変化しない。そのままでは自分が縮小されたことには気づかない。但し、この効果により原子反応は阻害され、超能力は使えなくなる。(1999.8.10)
(107)惑星ホラーの北極と南極にステーションがあり、両方を破壊すれば凝縮効果は消滅する。(1999.8.11)
- 原子破壊用励起銃
- (106)原子番号９２以下のどんな元素にも原子番号を特定して核反応を起こすことが出来る。イホ・トロトが携帯。(1999.8.10)
- 惑星パワーの搬送フィールド
- (101)惑星質量をビームに変換して恒星転送機に送る。副次現象として、周囲の水素原子を不活性化させる。この結果水は不活性水素原子と酸素分子に分解し、効果範囲にある宇宙船内の水タンクは空になり、あらたに水を合成することもできない。生体内の水分は、巨大分子と結びついているためこの効果の影響は受けない。この効果は惑星崩壊後しばらくすると消滅する。(1999.7.27)
- 細胞活性装置
- (100)保有者の若さと健康を保つ。(1999.7.25)
(102)病気や体調不良にならない。外傷を受けても回復が早い。(1999.7.29)
- カルプ・コンヴァーター
- (100)半空間フィールドを生成しアインシュタイン宇宙と五次元超空間のエネルギー的影響をしめだすことで、宇宙船を超光速飛行可能にする。(1999.7.25)
- 恒星転送機（恒星六角形）
- (100)幾何学的に正確な六角形をなす青い恒星。恒星間の距離は約５０億４千万キロメートル（５光時）、各恒星の大きさは地球太陽の５００倍。地球からの距離５０８１６光年。銀河の絶対中心のそば。実体は超大型転送機。(1999.7.25)
(101)位置は銀河中心からはややアンドロメダ寄り。(1999.7.28)
(147)アンドロメダ転送機の破壊の余波を受け、２４０５年１０月にスーパーノヴァになる。(1999.11.23)
- ツイン星系
- (100)銀河から９０万光年、アンドロメダ星雲から５０万光年。黄色い二つの太陽から８千万キロメートルの距離に８つの惑星が巡る。すべての惑星に輪がある。惑星パワーは恒星間転送機から転送された宇宙船を地表に引き寄せる。(1999.7.25)
- ネーサン
- (75/2)月に建造されたロボット脳。建造に２００年かかった。ポスビの高活性プラズマを植え付けてある。(2001.5.15)
(100)月にある生体ポジトロン巨大計算脳。(1999.7.25)
(107)ネーサンはインポトロニクス。(1999.8.11)
(113)ポジトロン・インポジトロン超技術の精華(1999.8.14)
- 湾曲フィールド＝ジェネレーター
- (33/1)電子部主任物理学者エルプがレンズ＝フィールド＝ジェネレーターの動作不良原因を突き止め、時間フィールドを生む交差磁場を変えて、大型化したもの。直径２００メートルの異時間平面への穴を作ることができる。(33/2)では反射フィールド＝ジェネレーター。(2001.3.4)
- インドクトリナトール
- (2/1)睡眠教育機械。活動していない脳細胞を活発にし、活動している細胞をさらに強化する。知識を伝達する。(2000.8.17)
- 精神干渉装置
- (1/2)人間を心理的に麻痺させる、また催眠術的命令を与える。(2000.8.17)
初稿：1999.7.25、改訂：1999.7.27〜