こっこれは… 。ローダンなんだもの。
- 2015-7-18 (土)
- ４５５巻。スペルターロジェは惑星ヴェルガースペアをめぐる衛星。気候が温暖なのは地軸の傾きがほとんどないから。
というのだが、地軸の傾きはヴェルガースペアの周回軌道に対してであり、光や熱の供給もとは恒星。恒星との位置関係が一定でないと温暖な気候は望めない。
地軸の変動が気候と関連するのは惑星に限ったことのはず。
- 2015-7-13 (月)
- ４５３巻。あっさり死刑にすれば良いものをわざわざ皮肉な最期を演出しようとするクリン法廷。宇宙船の運用も費用がかかるだろうが、現実の自動車程度の気軽さで宇宙船を使えるのなら問題にならないか。
４５４巻。超能力者の発生を直接に促進する環境を≪ソル≫が持つわけではない、とローダン。超能力者の存在を肯定するローダン・シリーズの、物語の世界観に直接かかわる部分だ。
意思が直接的に作用するか、何らかの装置を介するかに関わらず現代科学では説明できない現象を描写するのはいわゆるＳＦである。大きな矛盾がなければ読み進めるのも悪いことではない。
- 2015-7-6 (月)
- ４５０巻。数百万年前からローダンの時代まで一気の解説。ライレに仕える円錐型ロボットはあらたな七強者の名前をルーワーに伝えたが、そのあとで彼岸から戻ったライレが七強者の名前を伝える。
背景事象は語られないまま。４５１巻。ルーワーの実現態思考が良くわからないので、本文から関連する部分を拾う。
・二重思考者は硬直した考え方をする。(p38)
・概念の両義性を知らず、ユーモアを解さない。(p53)
・誰に言われなくても物質の泉の発見をめざす。(p86)
これだけではただの頑固者だ。４５２巻。”目”は完全体ではなく宇宙の城に欠けている部品があるとのこと。”目”にはライレの付属品としてではなく、ライレ以外の何かと組み合わせて利用する方法があることになる。
ライレを作った者が、”目”として組み込む必要があったのか。胸のまんなかで輝くなにかでも良かったのでは。